ごあいさつ
~未来へつなぐ、健康と環境のバトン~
高知大学小児保健・環境医学研究センター |
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こうちエコチル調査にご参加いただいている皆さまへ、心より感謝申し上げます。
2011年にスタートしたエコチル調査は、皆さまの温かいご理解とご協力に支えられ、今年で15年目を迎えました。開始当初にお母さまのお腹の中にいた子どもたちは、今や小・中学生として地域の未来を担う存在へと成長し、調査の主役として歩み続けています。その姿は、私たちスタッフに大きな希望と力を与えてくれています。
当初は「13歳まで」を予定していた調査ですが、社会的意義の高さが認められ、40歳程度までの長期追跡へと発展しました。現在はまず18歳まで継続いただけるようお願いしており、思春期以降の健康や次世代とのつながりまで視野に入れたこの取り組みは、未来の子どもたちの健康と環境を守る大切な礎となります。
高知ユニットセンターからはこれまで31編の論文を発表し、全国では600編以上の成果が世界へ発信されています。妊娠期の望ましい体重増加の指標づくりや、新聞・ウェブ媒体・高校教科書への掲載など、成果は社会へ還元され、皆さまのご協力が確かな形となって広がっています。
高知県は、豊かな自然に恵まれる一方で、時に台風や豪雨など自然の厳しさとも向き合ってきた地域です。環境の変化や暮らしとの結びつきは、子どもたちの健康に深く関わっており、この土地で進める調査には大きな意義があると考えています。震災や猛暑、新型感染症、国際情勢の変化など、私たちを取り巻く環境は常に変化していますが、参加者一人ひとりが環境というバトンを次世代へつなぐランナーとして走り続けてくださっています。その姿に励まされながら、私たちも力を合わせて歩みを進めてまいります。
新しい一年も、皆さまと共に「未来の子どもたちの健康と環境」を守るために邁進してまいります。引き続きのご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。
令和8年1月







